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  ミニスカート   4 

ある日の夜遅く、二階の廊下の電話が鳴った。
「はい、もしもし。」 私が出ると、
-もしもし・・・ ミカ?-
実家の母からだった。

時間が遅い事と、不安げな母の声に私は少し緊張した。
「どうしたの?こんな遅くに。」
-誰か近くにいる?-

周囲に誰も居ない事を告げると、母は慎重に切り出した。
-あなた達、夫婦仲はどうなの?-
思ってもみない問いかけだった。私は訳が分からないまま答えた。
「どうって・・・。別に普通だけど・・・。」
結婚十九年目で娘がおり、夫婦の間に大きな喧嘩も無かった。

「何でそんな事聞くの?」
一瞬黙ってから、母は思い切るように言った。
-おかしなメールが来たらしいのよ・・・ お父さんの携帯に。-

まだ何の事か分からなかった私だったが、母の口から出た名前に凍りついた。
-祐樹って人、知ってる?-

祐樹・・・ どうして母が・・・?

「・・・知らないけど?」
私は動揺を抑えながら、出来るだけ勢い良く答えた。

-ほんとね。本当に知らないのね?
 お父さんからは、ミカには話すなって言われてるんだけど・・・ 
 心配になって・・・。-

母によれば、数日前父の携帯に届いたメールの中に私と祐樹の親密な会話があったらしいのだ。
父は驚いたが、私には知らせるなと母に言ったそうだ。
ところがその翌朝、今度は祐樹と名乗る男から実家に電話がかかって来た。

「ミカさんはいらっしゃいますか?」

男の話し方はきちんとしていて、声からすると三十歳代後半位だったという。
不在だと母が言うと、私はよく実家に帰るかと聞いてきた。
滅多に帰らないと告げると、そうですかとあっさり切ったそうだ。

それから頻繁に無言電話がかかって来て、母は不安になり私に電話して来たのだった。


どういう事なんだろう・・・。

私の頭の中に、大きな疑惑の渦が巻き始めた。



(続く)





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